投稿日:2019年9月23日
間もなくスタート!「軽減税率の理解&対応」と「親切な税表記」とは
20190923-1 店頭やチラシ、WEBサイトなどに書いている現在の価格表記、お客さまにとって “親切” ですか?

現在の価格表記は、ルールとしては「総額表示」が前提です。
ですが、誤認防止措置を取った場合は「500円+税」などの特例も認められています。

>> 参照記事:総額表示と特例について「消費税の表記変更、準備はできていますか?」
 
一般的には特例の表示で良いと思います。

ですが、店内提供とテイクアウトが混在する飲食店や、軽減税率対象品目と標準税率対象品目が混在している小売店などでは「+税」や『当店の価格表記は税抜価格です』などの表記では少々不親切かもしれません。

この記事の画像では、価格表示について「ケース 1~3」まで用意してみました。

自分が消費者となった場合、どの表記が親切でしょうか?

きっと、「ケース 2」や「ケース 3」が『分かりやすくて親切だな』と感じると思います。

たしかに、価格表示を変更するのは面倒です。
『少しでも安く見せたい』という経営者の方のお気持ちも分かります。

ですが、できるかぎりお客さまの目線での価格表示を心掛けてあげてください。

軽減税率対象品目を理解しよう

飲食料品は軽減税率の対象で消費税は「8%」です。

ですが、これは食べ物や飲み物を持ち帰る場合の話。
レストランやファーストフード店のように店内で飲食をする場合の消費税は「10%」です。

ややこしいのは、例えばコンビニエンスストア。
弁当を買って持ち帰れば「8%」ですが、店内のイートインスペースで食べる場合は「10%」です。
これは、店員がお客さまに『店内で食べるかどうか?』を確認する必要があります。

また、お酒は「10%」です。
醤油やマヨネーズなどの調味料は「8%」ですが、みりんはお酒にあたるので「10%」です。

本当は「10%」なのに間違えて「8%」の消費税しかもらっていなかった場合、あとあとお店が損をすることになってしまいます。

取り扱い商品が軽減税率の対象品目かどうか、あらかじめ確認しておきましょう。

軽減税率?標準税率?

20190923-2 20190923-3 筆者の感想としては「えっ!?それはそうなん??」と思ったものも多かったです。
ミネラルウォーターには多少なりとも贅沢品の印象がありますが軽減税率の対象。
かたや蛇口をひねって水を飲む人の “水道水の料金” は標準税率の10%…ふしぎ…

※水道水の標準税率は飲料以外にも様々な用途があるからとのことです。

ややこしい品目は他にもたくさんあります!
ネットなどで情報を探し、チェックしてみましょう!

ちなみに『 “ビックリマンチョコ” は8%だが “プロ野球チップス” は10% 』という理解に苦しむ状況が話題になっていますね…(汗

軽減税率対象品目をアピールしよう

店内提供もテイクアウトもある飲食店の場合、あえてテイクアウトをアピールするという手もあります。

混んだランチタイム、お昼時に客席が2回転したとします。
店内提供のみであれば、「席数」という物理的な問題で売り上げには天井があります。

ですが、弁当を販売する場合の売上には、席数による天井はありません。

『税率8%でお得!お弁当も販売しています!』と店頭の “のぼり” などでアピールするのも良いかもしれません。

また、この機会に持ち帰りメニューの無いお店でもテイクアウト商品の導入を検討してみてはいかがでしょうか?

レジやオーダーシステムは軽減税率に対応しているか?

店内での飲食と持ち帰り、レジやレシートは対応していますか?

対応していれば設定変更を。
対応していなければ、新たなレジや周辺機器の導入など今後どうするかを考える必要もあります。

また、経理方式も変更され、令和3年4月1日には「インボイス」方式が導入されます。
【インボイスとは】
適用税率や税額など、法定されている記載事項が記載された書類。
消費税の控除金額を明確にするためであり、全ての商品ひとつずつに対し、それぞれの税率と税額を記載することが必要になる。
自店のレジや周辺機器が「複数税率」や「インボイス」方式に対応しているか、今のうちから確認しておきましょう。

『また出費が増えるじゃないか!たまらん!』
というお店や会社の方には、国が「軽減税率対策補助金」も用意しています。

この補助金の申し込みは2019年12月16日までです。

期限も迫っているので、今のうちに理解し、対応を検討しておきましょう。

スタッフへの教育とオペレーションのテスト

軽減税率対象品目か、標準税率対応品目か、スタッフにも理解してもらう必要があります。

週1回だけのアルバイトスタッフなどへの教育を忘れないよう、チェックしておきましょう。

スタッフに重要性を伝えるために、講習会を開くなどの案も良いかもしれません。
店舗の規模によっては、『マニュアルを用意する』などの対応も必要かもしれません。

また、レジの打ち方などでその場になって混乱しないよう、事前にオペレーションを回してみることも重要です。

なにはともあれ、その時が来てから慌てないように事前に心構えや準備をしておきましょう。

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