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絆コラム / 第5回

流行は、追わない。
「変わらないもの」を見つける。

佐々木絆コラム / 第5回2026.03.28読了 約5分

Nest Lab編集長の佐々木です。新しい集客の手法は、次から次へと生まれます。「次はこれだ」という声に、正直に言うと、私自身も何度も振り回されてきました。けれど22年やってきて、はっきり分かったことがあります。流行を追えば追うほど、本当に大事なものから遠ざかっていく——。今日はそんな話を。

新しい手法に、飛びつかなくていい。

SNS、動画、ライブ配信、そして生成AI。どれも大切で、このメディアでもデータとともに紹介しています。でも、誤解してほしくないことがあります。「流行っているから」という理由だけで始めると、たいてい続きません。

手法には「向き・不向き」があります。お店の良さや、来てほしいお客様とズレた手法に飛びついても、労力ばかりかかって実りません。新しいものが出るたびに乗り換えていると、いつまでも土台が育たない。私はそういうお店を、たくさん見てきました。

変わらないものを、起点にする。

では、何を軸にすればいいのか。答えはシンプルです。「お客様が何に困っていて、何を求めているか」。ここだけは、媒体がどれだけ変わっても、変わりません。チラシの時代も、SNSの時代も、AIの時代も、人の気持ちは同じです。

この「変わらない部分」を起点にすれば、新しい媒体が出てきても慌てません。「うちのお客様なら、これをどう使うだろう」と考えればいいだけだからです。流行は手段、変わらない軸は目的。順番を間違えなければ、振り回されることはありません。

大事なのは、流行を追いかけることではなく、変わらない軸を持っていることです。

小さなお店こそ、武器がある。

「うちは大手みたいに、あれもこれもできない」。よくそう言われます。でも、それでいいのです。むしろ、小さなお店にしかない武器があります。お客様一人ひとりとの距離の近さ。店主さんの人柄。常連さんとの関係。これは、どんなに資本があっても、大手には簡単に真似できません。

私たちの仕事は、その「あなたにしかない良さ」を見つけて、いまの時代の見つけられ方で、正しく伝わるように整えること。流行を全部やる必要はありません。あなたの強みが、ちゃんと届く。それだけで、十分に選ばれます。次回は、この連載の締めくくりとして、「数字のその先」についてお話しします。

佐々木
佐々木株式会社KIZUNA CMO / Nest Lab 編集長。22年にわたり、地域の店舗・中小事業者の集客を支援。

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