Nest Lab編集長の佐々木です。今日は、先日の社内でのちょっとしたやりとりについて、書かせてください。私が、若い社員に教わった話です。
ある施策の打ち合わせでのことでした。私が、お店の集客をどう伸ばすか、数字の話を一生懸命していたとき。入社まだ数年の若い社員が、遠慮がちに、でもまっすぐにこう言ったのです。「それって、お店のお客様のためになっていますか?」
はっとしました。私はそのとき、目の前の「お店」の数字ばかりを見ていて、その先にいる、お店のお客様のことを、少し忘れかけていたのです。集客の数字を追ううちに、いつの間にか、一番大事な人を視界の外に置いてしまう。ベテランほど、陥りやすい落とし穴かもしれません。
私たちが大切にしている「絆」は、お店とお客様の間だけのものではありません。社員一人ひとりが、いつでも「人を真ん中に」考えられること。それも、私が会社で守りたい絆のかたちです。
若い世代が、教えられたわけでもないのに、その視点を自然に口にしてくれた。これは、私にとって何よりうれしいことでした。会社の文化は、こういう小さな一言の積み重ねで育っていくのだと思います。
良い会社とは、立場に関係なく「良い問い」を立てられる人がいる会社だと、私は思います。
あの日の一言のおかげで、また背筋が伸びました。私たちが見ているのはいつも、数字の向こうにいる人なのだと。社内の若い力に、こちらが学ばせてもらった、そんな一日でした。