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動画 / YouTubeショート

YouTubeショートは、
「ついで」ではなく新しい入口。

Nest Lab動画 / YouTubeショート2026.06.09出典6件

YouTubeショートの視聴は世界で1日2,000億回超(海外・参考)

スマホを縦にスワイプして次々と流し見するYouTubeショート。「本編のついで」「若者のヒマつぶし」と思われがちですが、データが示す姿は違います。ショートは、お店や会社が初めて知られる「新しい入口」であり、しかも長尺動画という資産への導線にもなる。YouTube公式の発表と国内データで、その実像を確かめます。

世界で1日2,000億回。もう「おまけ機能」ではない。

まず規模から。YouTube公式ブログによると、ショートの視聴回数は2024年3月時点で1日平均700億回超。さらに2025年6月、YouTubeのニール・モハンCEOはカンヌライオンズで「ショートは現在、1日平均2,000億回以上視聴されている」と発表しました(いずれもグローバル値=海外・参考)。約1年3カ月で3倍近くに伸びた計算で、YouTubeの中の「おまけ」どころか、視聴の主役級に育っています。

2,000億回/日

YouTubeショートの1日平均視聴回数(2025年6月発表・海外=グローバル値・参考)

出典:YouTube公式ブログ「Neal Mohan at Cannes Lions 2025」(2025/6/18)blog.youtube

仕様も「短い切れ端」から進化しています。公式ヘルプによると、ショートは現在最大3分まで作成可能(2026-06-09閲覧)。商品説明やビフォーアフターなど、「伝えるべきことを伝え切れる」長さになりました。

国内のショート視聴も、主戦場はYouTube。

「ショート動画=TikTok」というイメージは、国内データを見ると思い込みだとわかります。Google公式のThink with Googleによると、国内のYouTubeショートの1日あたり視聴者数は2023年比で20%以上増加(2024年1月時点)。13〜54歳の1カ月あたり利用率はYouTubeショートが62%で他のショート動画サービスを上回り1位、13〜24歳の若年層に限っても1位で74%が利用しています。

これはGoogle自身の調査だけの話ではありません。MMD研究所の調査(18〜69歳・n=7,000)でも、ショート動画サービスの利用率はYouTubeショートが38.5%で最多。Instagramリール(23.1%)、TikTok(20.6%)を大きく引き離しています。もともと幅広い世代が集まるYouTubeの「中」にショートがあるため、若年層だけでなく、購買力のある30〜50代にも届くのが特徴です。

国内ショート動画サービスの利用率(視聴+投稿の合計)

YouTubeショート38.5%
Instagramリール23.1%
TikTok20.6%

出典:MMD研究所「ショート動画とコマースに関する調査」(2023/3実施・18〜69歳・n=7,000) mmdlabo.jp

69%が、ショートで見つけて「長尺」へ進む。

ショートが「入口」である最大の証拠がこの数字です。Google/Materialの国内調査によると、69%の人が、YouTubeショートで好きなものを見つけ、その後、長尺バージョンの動画を視聴すると回答。ショートで偶然出会い、興味を持ったら同じYouTubeの中で長い動画へ進んで深掘りする——この行動が多数派になっています。

69%

YouTubeショートで好きなものを見つけ、その後、長尺動画を視聴する人(国内)

出典:Google/Material「Power of YouTube Shorts」(日本・2024)/Think with Google「YouTube Recap 2024」(2024/10)business.google.com

ここがYouTubeショート固有の強みです。ショートのフィードは、TikTok同様にアルゴリズムが「探していない人」にも届けてくれる認知の装置。ただしYouTubeでは、その一本の先に同じチャンネルの長尺動画・チャンネル登録・検索や関連動画からの再訪が地続きでつながっています。ショートで知られ、長尺で理解され、登録で「継続的な接点」に変わる。入口から本編までがひとつのアプリ内で完結するのです。

ショートで「知ってもらう」、長尺で「好きになってもらう」。同じYouTubeの中で入口から本編までつながっていることが、ショート最大の強みです。

入口は、いま持っている長尺資産から「切り出せる」。

「ショートまで作る余裕はない」という会社ほど、知っておきたい公式機能があります。YouTubeヘルプによると、アップロード済みの長尺動画から60秒以内の部分を選んで、そのままショート動画を作成できる(リミックス機能・2026-06-09閲覧)。つまり、施工事例・お客様インタビュー・ノウハウ解説など、すでに持っている動画資産が、そのまま入口の材料になるということです。

実務の型はシンプルです。①過去の長尺から「結論が出る60秒」を切り出す(作品のビフォーアフター、質問への答えなど1本1テーマ)。②冒頭2秒で答えから見せる(スワイプされる前に価値を提示)。③固定コメントと概要欄で長尺・チャンネルへ誘導する(69%の「深掘り行動」の受け皿を用意)。④ショートで反応が良かったテーマを、次の長尺の企画にする。ショートは長尺の代わりではなく、長尺という資産の回転数を上げる装置です。

新しく撮り始める前に、まず「もう持っている動画」から入口を切り出す。ショートは、眠っている動画資産を起こす最短ルートです。

世界で1日2,000億回(海外・参考)という規模、国内利用率1位という足場、そして69%が長尺へ進むという導線。3つの数字が示すのは、YouTubeショートが「ついで」ではなく、選ばれるための新しい入口だという事実です。長尺動画を資産として積み上げてきた会社ほど、その入口は今日から低コストで開けます。

Sources / 出典

  1. YouTube公式ブログ「Sharing your passion on YouTube pays off: An update on Shorts revenue share」(2024/3/28・ショートは1日平均700億回超視聴・海外=グローバル値・参考) — https://blog.youtube/inside-youtube/shorts-revenue-sharing-update/
  2. YouTube公式ブログ「Neal Mohan at Cannes Lions 2025: What 20 years of YouTube reveals about creativity's future」(2025/6/18・ショートは1日平均2,000億回超視聴・海外=グローバル値・参考) — https://blog.youtube/news-and-events/neal-mohan-cannes-2025/
  3. Think with Google「好きと出会える YouTube は、深掘り、行動につながる場所へ」(Google公式・2024/10・国内:1日あたり視聴者数2023年比20%以上増〈Google・日本・2024年1月〉、13〜54歳月間利用率62%で1位・13〜24歳74%、69%がショート後に長尺視聴〈Google/Material「Power of YouTube Shorts」日本・2024〉) — https://business.google.com/jp/think/search-and-video/youtube-recap2024-2/
  4. MMD研究所「ショート動画とコマースに関する調査」(2023/3実施・18〜69歳・n=7,000・利用率 YouTubeショート38.5%/Instagramリール23.1%/TikTok20.6%) — https://mmdlabo.jp/investigation/detail_2195.html
  5. YouTubeヘルプ「YouTube ショートの作成を始める」(公式ドキュメント・ショートは最大3分まで作成可能・2026-06-09閲覧) — https://support.google.com/youtube/answer/10059070?hl=ja
  6. YouTubeヘルプ「動画から YouTube ショート動画を作成する」(公式ドキュメント・アップロード済みの長尺動画から60秒以内を選んでショートを作成・2026-06-09閲覧) — https://support.google.com/youtube/answer/12836917?hl=ja

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