DATA-DRIVEN MEDIA  /  「選ばれる時代」の集客を、客観データで解き明かす。
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絆コラム / 第6回

数字の、
その先にあるもの。

佐々木絆コラム / 第6回2026.06.05読了 約5分

Nest Lab編集長の佐々木です。実績を「何%上がった」「何倍になった」と、数字で語ることもできます。実際、私たちにもたくさんの数字があります。でも、それだけでいいのだろうかと、私はずっと考えてきました。連載の締めくくりに、その話をさせてください。

数字は、便利だ。でも——。

数字には力があります。わかりやすくて、説得力があって、一目で伝わる。だから私たちも、客観的なデータを大切にしていますし、このメディアもデータが土台です。

けれど、数字だけで実績を語ると、一番肝心なところが抜け落ちてしまうことがあります。「で、結局そのお店は、どう良くなったの?」——その問いに、数字は意外と答えてくれません。「問い合わせ2倍」と言われても、その裏で店主さんがどんな表情をしているかは、見えてこないのです。

本当に伝えたいのは、「状態の変化」。

私たちが本当にお伝えしたいのは、こういうことです。「予約が増えない」とうつむいていた店主さんが、「問い合わせの中身が具体的になってきた」と顔を上げる。「何を発信すればいいか分からない」と悩んでいた方が、迷いなく投稿できるようになる。その「状態の変化」こそが、私たちの仕事の手応えです。

だから私たちは、実績のページで、数字そのものではなくお客様の声と「どう状態が変わったか」を大切にお見せすることにしました。数字を軽んじているのではありません。その奥に、ちゃんと「人」がいることを、いつも真ん中に置いておきたいのです。

私たちが見ているのは、数字の上がり下がりではありません。その向こうにいる、人の表情です。

これからも、人を真ん中に。

客観データを扱うメディアだからこそ、私たちは最後にいつも「人」へ立ち返ります。データは手段、目的は、その向こうにいる人の状態が良くなること。お店にとってのお客様も、私たちにとってのお店も、結局はひとりの「人」です。

6回にわたってお付き合いいただき、ありがとうございました。この連載は、ここで一区切りです。でも、絆コラムが終わるわけではありません。これからは折にふれて、日々の風景や、その時々に感じたことを、気ままに綴っていきます。Nest Labは、これからも数字とまっすぐ向き合いながら、その先にいる人を真ん中に置き続けます。データの力を借りて、お店とお客様の「絆」を育てる。その姿勢だけは、何があっても変えません。これからも、どうぞよろしくお願いします。

佐々木
佐々木株式会社KIZUNA CMO / Nest Lab 編集長。22年にわたり、地域の店舗・中小事業者の集客を支援。

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