どんなに自社で「いいお店です」と発信しても、人はなかなか信じてくれません。けれど、見ず知らずの誰かが書いた一言のクチコミは、驚くほど強く人を動かします。これが UGC(User Generated Content=お客様がつくるコンテンツ)の力です。
消費者を対象にした調査では、64.6%がUGCを信頼していると回答。その割合は年々高まっています。企業からの広告メッセージよりも、実際に使った人のリアルな声のほうが信頼される——これは、もはや一過性のトレンドではなく、購買行動の前提になっています。
さらに強い裏づけが、国の調査にあります。消費者庁の「消費者意識基本調査」では、70.1%が「ネット上の口コミや評価が高い商品を選ぶ」と回答し、提示された9項目で最多になりました。逆に、評価点数が高くても、否定的な口コミを見て63.9%が購入をためらうとも答えています。クチコミは「あれば良いもの」ではなく、買うか買わないかを決める判断材料そのものなのです。
国(消費者庁)の調査でも、口コミは購買を左右している
出典:消費者庁「令和5年度 消費者意識基本調査」(2024/6) caa.go.jp
これからの主役であるZ世代では、その傾向がさらに顕著です。商品やサービスを選ぶとき、6割超がSNSやネットのクチコミ、知人のリアルな口コミに影響を受けるという調査結果があります(食品・飲料を除くカテゴリーでは、他世代以上に口コミを重視)。実際、クチコミを読んで約7割の人が来店行動を変え、評価が低いと約6割が来店をやめたくなるとも報告されています。
「お客様の声」が購買・来店を左右する
出典:Letro aainc.co.jp/デロイト トーマツ deloitte.com/口コミラボ lab.kutikomi.com
UGCの価値は、人に対してだけではありません。生成AIは、お店が自分で語る情報よりも、第三者が書いたクチコミやレビューを「信頼できる証拠」として重視します。良質なクチコミが積み上がっているお店ほど、AIは「このお店は実在し、評価されている」と判断し、推薦の候補に入れやすくなります。UGC対策は、そのままAIに選ばれる対策(AIO)でもあるのです。
広告は「自分で言うこと」。UGCは「他人が言ってくれること」。後者のほうが、人にもAIにも、何倍も強い。
とはいえ、良いクチコミは待っていても集まりません。投稿を自然にお願いする仕組みをつくり、寄せられた声には一件ずつ丁寧に返信する——この地道な積み重ねが、評価と信頼を育てます(やらせは逆効果。あくまで自然に、が鉄則です)。
クチコミ(UGC)の獲得と返信を仕組み化することで、Googleとお客様、そしてAIからの評価を着実に積み上げることができます。