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Web制作 / フォーム改善

せっかくの「問い合わせたい」を、
フォームで逃さない。

Nest LabWeb制作 / フォーム改善2026.06.20出典5件

フォーム入力の途中で離脱を経験した人は75.5%

広告を出し、SEOを整え、SNSを運用して、ようやくページに来てくれた人が「問い合わせてみよう」とフォームを開く——ここまで来た人は、一番熱い見込み客です。ところが各種調査を重ねると、フォームに到達した人の7割超が入力を完了せずに離脱しています。集客のゴール直前に、大きな穴が空いているのです。

フォームに来た人の7割超は、送信ボタンを押さずに帰る。

「フォームの入力を途中でやめた経験」を尋ねた調査は、時代を変えて何度も行われています。2013年の消費者調査では69%(「よくある」+「たまにある」)、2022年の消費者調査では75.5%、そして2025年のBtoB調査でも76.9%。10年以上たっても、「フォームまで来たのに送信しない」が多数派のまま変わっていません。

75.5%

問い合わせ・資料請求フォームの入力を「途中でやめた」経験がある人

出典:ニュートラルワークス「入力フォームにおける課題調査」(2022/8・n=261)n-works.link

フォーム入力を「途中でやめた」経験がある人の割合

2013年・消費者(n=449)69%
2022年・消費者(n=261)75.5%
2025年・BtoB(n=130)76.9%

出典:f-tra(エフ・コード)2013年調査 f-tra.com/ニュートラルワークス2022 n-works.link/Cone 2025 cone-c-slide.com

さらに深刻なのはその後です。2013年の同調査では、フォームを離脱した人の64%が「そのまま商品・サービスの検討自体をやめてしまう」と回答しています。電話でかけ直してくれるわけでも、後でもう一度入力してくれるわけでもない。逃した「問い合わせたい」は、ほぼ戻ってこないのです。

フォームの離脱は「集客の失敗」ではありません。広告もSEOも成功した後の、ゴール直前1メートルでの失敗です。だからこそ、直せば集客を増やさずに問い合わせが増えます。

離脱の理由は、10年前から変わらない。

なぜ途中でやめてしまうのか。2013年調査の離脱理由は1位「入力項目が多いから」69%、2位「意図しないエラーが出た」55%、4位「画面が使いづらい」35%。そして2025年のBtoB調査でも、1位は「入力項目が多すぎた」62.9%「多い・エラーが分かりにくい・打ちにくい」という理由は、10年以上ほぼ同じです。裏を返せば、対策も昔から分かっているのに、多くのフォームが直していないということです。

フォームを途中で離脱した理由(2025年・BtoB・離脱経験者)

入力項目が多すぎた62.9%
必須項目が多かった50.8%
個人情報の入力に抵抗46.8%
入力エラーが多発した26.6%

出典:Cone「BtoBフォームの離脱調査」(2025/11・n=214のうち入力経験者130名) cone-c-slide.com

「どの項目で迷うのか」も調査で分かっています。2022年の消費者調査では、入力を最も躊躇する項目は「住所」29.1%、「会社名」19.5%、「電話番号」17.6%。つまり、会社側が「営業のために聞いておきたい」項目ほど嫌われているのです。資料をメールで送るだけなら、住所も電話番号も本当に必須でしょうか。

定石①:まず「削る」。1項目減らすと通過率は約2%pt上がる。

改善の第一歩は、デザインではなく引き算です。WACULがB2Bサイトのフォーム21件を分析した研究では、フォーム通過率(到達者のうち送信完了した割合)は平均20.37%、最高でも34.4%。そして入力項目数と通過率には強い負の相関があり、項目を1つ減らすごとに通過率は約2%pt向上しました。さらに同研究は「ユーザーは必須か任意かではなく、項目の絶対数に反応する」と指摘します。任意にして残すのではなく、フォームから消す——足りない情報は、返信や商談で聞けばよいのです。

+2%pt

入力項目を「1つ減らす」ごとに向上するフォーム通過率

出典:WACUL「B2Bサイトのフォームにおけるベストプラクティス研究」(2019/6・フォーム21件)wacul.co.jp

海外(参考)でも結論は同じです。Baymard Instituteの集計では、ECのカゴ落ち率は50研究の平均で70.22%。購入直前の離脱理由では18%が「手続きが長すぎる・複雑すぎる」を挙げます。同社によれば、米国の平均的な購入手続きには14.88個の入力項目がある一方、理想的な設計なら7〜8項目で完了できる——つまり、多くのフォームは半分に削れる余地があるのです(2026-06-20閲覧)。

ユーザーは「問い合わせたくない」のではありません。「この量を、この画面で入力したくない」だけ。項目を1つ削ることは、広告費ゼロでできる集客改善です。

定石②〜④:エラーはその場で、例を見せて、スマホ前提で。

②エラーはその場で知らせる。2013年から離脱理由の2位に居座るのが「意図しないエラー」(55%)です。送信ボタンを押した後にまとめて赤字で突き返すのではなく、入力したその場で「使えない文字です」「未入力です」と教える(リアルタイムエラー表示)。全角・半角やハイフンの有無は、ユーザーに直させるのではなくシステム側で自動変換するのが定石です。

③入力例を先に見せる。「山田 太郎」「090-1234-5678」のような記入例をラベルの近くに常時表示し、何をどの形式で書けばよいか迷わせない。④スマホ前提で作る。2025年調査でも「スマホで見づらかった」(11.3%)は離脱理由に挙がっています。入力欄とボタンを指で押せる大きさにし、電話番号欄では数字キーパッドを出し、住所は郵便番号からの自動入力にする。PCで作ってPCで確認しただけのフォームは、スマホの小さな画面では「打ちにくい壁」になります。

加えて、WACULの同研究ではフォームへ誘導するボタンの文言と、フォームの見出しを一致させるだけで通過率が約1.3倍(一致21.7%・不一致16.6%)という結果も出ています。「資料請求」ボタンを押したのに「お問い合わせ」フォームが開く——そんな小さなズレも、不安と離脱を生むのです。

フォームを「唯一の窓口」にしない。

どれだけ改善しても、全員がフォームを完了してくれるわけではありません。そして離脱した人の多く(2013年調査で64%)は、そのまま検討をやめてしまいます。だからこそ最後の定石は、フォーム以外の入口を併設することです。スマホならタップでそのままかけられる電話ボタン、友だち追加だけで会話を始められるLINE、営業時間外も受け付けるチャット。特にLINEは「住所も名前も打たずに、まず聞ける」——いわば実質0項目のフォームとして機能します。

問い合わせフォームは、見込み客を選別する「関門」ではなく、問い合わせたい気持ちをそのまま通す「出口」であるべきです。項目を削り、その場でエラーを知らせ、例を見せ、スマホで打ちやすくし、フォーム以外の道も用意する。地味な改善の積み重ねが、同じ集客数のまま問い合わせを増やす、最も確実な近道です。

Sources / 出典

  1. UI改善ブログ by f-tra(エフ・コード)「アンケート調査結果Vol.1 離脱編:ユーザーがフォームから逃げる理由ベスト5」(2013年調査・n=449・2014/2公開・離脱経験69%/理由1位69%/離脱後64%が検討中止) — https://f-tra.com/ja/blog/data/1433
  2. ニュートラルワークス QUERYY「【調査レポート】75.5%がフォーム入力中に離脱を経験。入力フォームにおける課題を調査」(2022/8調査・n=261・躊躇項目=住所29.1%/会社名19.5%/電話番号17.6%) — https://n-works.link/blog/marketing/report-questionnaire-1
  3. Cone「BtoBにおけるフォーム入力者の76.9%が途中で離脱する原因」(2025/11調査・BtoB勤務者n=214・離脱理由=項目多すぎ62.9%ほか) — https://cone-c-slide.com/see-sla/blog/btobform-dropout-reason-solution/
  4. WACUL TECHNOLOGY & MARKETING LAB「B2Bサイトのフォームにおけるベストプラクティス研究」(2019/6・フォーム21件・通過率平均20.37%/1項目減=約+2%pt/文言一致で約1.3倍) — https://wacul.co.jp/lab/posts/b2b-form-best-practice/
  5. Baymard Institute「50 Cart Abandonment Rate Statistics」(海外・参考/カゴ落ち平均70.22%・「手続きが長い/複雑」18%・平均14.88項目/随時更新・2026-06-20閲覧) — https://baymard.com/lists/cart-abandonment-rate

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