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クチコミ / 媒体別

食べログ?Google?Instagram?
口コミの「主戦場」は、業種で違う。

Nest Labクチコミ / 媒体別2026.06.26出典6件

飲食店検索でGoogleを利用する人は86.1%

「口コミ対策」と聞くと、食べログやGoogleの星を思い浮かべる方が多いはずです。でも実際にお客様が口コミを見る場所は、業種・客層・利用シーンでまったく違います。飲食と美容では主戦場が別ですし、同じ飲食でも「普段のランチ」と「記念日」では見られる媒体が入れ替わります。国内の調査データから、「どこの口コミを整えるべきか」を考えます。

飲食:食べログ・Instagram・Googleの「三つ巴」。

まず飲食です。COLLINS社の調査(2024年11月〜2025年1月・全国10〜70代)では、カジュアルな外食シーンのお店探しに使う媒体は食べログが59.8%で1位。ただし2位以下はInstagram 52.5%、Google検索49.2%、Googleマップ48.2%と僅差で続き、グルメサイト・SNS・Googleの三つ巴になっています。「飲食の口コミ=グルメサイトだけ」という時代ではありません。

カジュアルな外食シーンのお店探しに使う媒体(複数回答)

食べログ59.8%
Instagram52.5%
Google検索49.2%
Googleマップ48.2%
TikTok18.6%
ホットペッパー11.6%
ぐるなび11.3%

出典:COLLINS株式会社「飲食店の選び方」調査(2025/2・n=300) syncad.jp(掲載)

さらに同じ調査で、記念日やデートなど特別な機会になると順位が入れ替わります。Instagramが50.4%で1位となり、食べログ48.2%・Google検索46.5%を上回り、高価格帯に強い一休が24.9%に浮上、逆にGoogleマップは23.9%まで下がります。同じお店でも、狙う客層とシーンで「見られる媒体」が動くのです。

美容:主戦場は「予約サイト」。GoogleとSNSが追う。

美容室になると、景色が変わります。イクシアス社の調査(2025年7月・首都圏の21〜59歳 n=3,000)では、美容室を探す際に利用した情報源の1位はホットペッパービューティーなどの「予約サイト」で40.3%Googleマップ/Yahoo!マップが20.3%、Google検索/Yahoo!検索が19.0%と続きます。美容は「口コミ付きの予約サイト」がインフラ化しており、飲食とは主戦場がはっきり異なります。

40.3%

美容室を探す際の情報源1位は「予約サイト」(ホットペッパービューティー等)

出典:イクシアス株式会社「美容室選びのリアル調査」(2025/9・首都圏21〜59歳 n=3,000)prtimes.jp

美容室を探すときに利用した情報源

予約サイト40.3%
Googleマップ等20.3%
Google検索等19.0%

出典:イクシアス株式会社「美容室選びのリアル調査」(2025/9・n=3,000) prtimes.jp

年代でも見る場所は変わります。mov社(口コミコム)の消費者調査(2023年・n=996)では、10代が飲食店を探す手段は「Googleマップ→SNS→グルメサイト」の順で、20代は「Googleマップ→グルメサイト→SNS」。Z世代(10〜20代)は30代以上よりSNSでお店を探す割合が高いと報告されています(二次掲載)。客層が若いほど、SNSとマップの比重が上がると考えてよさそうです。

そのうえで、Google(マップ)は業種を横断して伸びている。

媒体は業種で割れますが、1つだけほぼすべての業種に顔を出す媒体があります。Googleです。TableCheck社の調査(2022年・ユーザー n=1,100)では、飲食店検索に使う手段としてGoogleが86.1%となり、グルメサイト(61.3%)を初めて上回ってトップに。「自分好みのお店がよく発見できるツール」でもGoogleが50.4%で1位でした。背景には、グルメサイトの点数を「信頼していない」人が30.4%(2年前の約1.2倍)に増えたことがあります。

86.1%

飲食店検索で「Google」を利用——グルメサイト(61.3%)を初めて上回りトップに

出典:TableCheck「グルメサイト意識調査2022」(2022/8・n=1,100/トラベルボイス掲載・二次)travelvoice.jp

この動きは飲食に限りません。前述の通り、美容室探しでもGoogleマップ+Google検索を合わせると約4割に達し、予約サイトに迫ります。mov社の調査でも、業種を問わない「お店探し」全体では検索エンジンに次いでGoogleマップが2位、10代に限ればGoogleマップが1位でした。なお調査によって順位は入れ替わりますが(質問設計や対象者で変わるため)、上位の顔ぶれが「業種の定番媒体+Google」である点はどの調査でも共通です。Googleビジネスプロフィールが「全業種の共通基盤」と言われるのはこのためです。

自店の「主戦場」を、3つの軸で見極める。

ここまでのデータを踏まえると、口コミ対策の優先順位は次の3軸で決められます。①業種の定番——飲食ならグルメサイト+Google+Instagram、美容なら予約サイト+Google。お客様が「その業種のお店を探すときに開く場所」が第一候補です。②客層の年代——若い客層ほどSNSとGoogleマップの比重を上げる。③利用シーン——記念日・ご褒美型の業態ならInstagramや一休のような「特別な日」媒体が浮上します。

すべての媒体を均等に頑張る必要はありません。自店の業種・客層でお客様が実際に見ている1〜2媒体を厚く整え、業種を横断して伸びるGoogleマップを「標準装備」として押さえる——これが最も費用対効果の高い順番です。

どの媒体でも、見られている中身は同じ。

主戦場がどこであっても、口コミの「見られ方」には共通点があります。ホットペッパービューティーアカデミーの調査(2025年3月・サロン利用者 n=1,000)では、ネットの口コミで重視する点として仕上がりの満足度(62.1%)などに続き、「悪い口コミの有無」を33.1%が挙げ、さらに「悪い口コミへの返信内容」まで見る人が17.7%いました。お客様は良い声だけでなく、悪い声と、それにお店がどう向き合ったかを見ています。

そしてGoogle公式も、ローカル検索の掲載順位が「関連性・距離・知名度」で決まると説明したうえで、クチコミへの返信、写真・動画の追加、営業時間など情報の最新化を推奨しています(2026-06-26閲覧)。つまり、返信する・写真を載せる・情報を最新に保つという基本動作は、食べログでも予約サイトでもGoogleマップでも共通して効く「土台」です。

媒体選びは「戦略」、返信・写真・最新情報は「基本動作」。主戦場を見極めて集中しつつ、どの媒体でも同じ誠実さで運用する——口コミ対策はこの二段構えです。

Sources / 出典

  1. COLLINS株式会社「飲食店の選び方」調査(2024/11〜2025/1実施・2025/2公表・全国10〜70代 n=300・シーン別媒体利用率/syncAD掲載) — https://syncad.jp/news/81236/
  2. イクシアス株式会社「美容室選びのリアル調査」(2025/7実施・2025/9公表・首都圏21〜59歳 n=3,000・予約サイト40.3%/Googleマップ等20.3%/Google検索等19.0%・PR TIMES) — https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000083.000116281.html
  3. TableCheck「グルメサイト意識調査2022」(2022/6実施・2022/8公表・ユーザー n=1,100・Google 86.1%/グルメサイト61.3%/不信30.4%・トラベルボイス掲載・二次) — https://www.travelvoice.jp/20220818-151840
  4. 株式会社mov「口コミコム」消費者向けアンケート(2023/7公表・n=996・お店検索は検索エンジン→Googleマップの順/10代の飲食店探しはGoogleマップ→SNS→グルメサイト・トランスプラス掲載・二次) — https://www.trans-plus.jp/blog/column/202307_kutikomicom_vol21
  5. ホットペッパービューティーアカデミー「サロン選び、口コミの何が大事?」(2025/3実施・1年以内サロン利用者 n=1,000・悪い口コミの有無33.1%/返信内容17.7%) — https://hba.beauty.hotpepper.jp/search/column/c_rsv/65367/
  6. Googleビジネスプロフィール ヘルプ「ローカル検索結果のランキングを改善する(関連性・距離・知名度/クチコミへの返信・写真・情報更新を推奨)」(公式・随時更新/2026-06-26閲覧) — https://support.google.com/business/answer/7091?hl=ja

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