DATA-DRIVEN MEDIA  /  「選ばれる時代」の集客を、客観データで解き明かす。
Nest Lab. 選ばれる時代の研究室 無料AI診断
クチコミ / 返信

クチコミへの返信は、
「次のお客様」へのラブレター。

Nest Labクチコミ / 返信2026.06.18出典6件

悪い口コミを見た人の67%が、お店の返信対応までチェックしている

口コミへの返信を、「投稿してくれた人とのやりとり」だと思っていませんか。それは半分だけ正解です。返信は口コミと一緒に全世界へ公開され、これから行こうか迷っている“次のお客様”に読まれています。つまり返信は、たった一人への私信ではなく、未来のお客様全員に向けた公開のラブレター。書き方ひとつで、来店は増えも減りもします。

その返信、投稿者より「次のお客様」が読んでいる。

データがそれを裏付けています。全国の男女400人への調査では、悪い口コミを見たとき、お店(企業)の返信対応をチェックする人が67%(「必ず見る」19.8%+「時々見る」47.3%)。低評価がついた瞬間こそ、読者の目は口コミ本文だけでなく「お店がどう応えたか」に向かいます。さらに別の全国調査(n=8,576)でも、口コミを見る際に「お店からの返信」を参考にする人は24.8%。4人に1人は、返信そのものを判断材料にしているのです。

67%

悪い口コミを見たとき、お店(企業)の「返信対応」までチェックする

出典:LeveL.L「口コミが購買や集客に与える影響」実態調査(2025/10〜11・n=400)prtimes.jp

悪い口コミを見たとき、企業の「返信対応」をチェックするか

見る(必ず+時々の計)67%
必ず見る19.8%
時々見る47.3%
全く見ない8.8%

出典:LeveL.L 実態調査(2025/10〜11・n=400)prtimes.jp

返信は、投稿者一人に宛てた私信ではありません。これから来店を迷っている「次のお客様」全員に公開される、お店からのラブレターです。

返信の“質”で、来店意向はほぼ2倍変わる。

では、返信の有無や書き方は、どれだけ結果を左右するのか。全国5,076名に「同じネガティブな口コミ」を返信パターン別に見せた調査があります。返信なしの場合、「訪問したい」は31.7%。ところが、口コミの内容に具体的に答える“まごころ型”の返信を添えると59.3%——ほぼ2倍に跳ね上がりました。事実誤認(勘違い)の口コミでも、返信なしの6.0%に対し、まごころ型の返信があれば19.4%と3倍以上。悪い口コミは、返信次第で「来店を止める壁」から「誠実さを見せる舞台」に変わるのです。

59.3%

ネガティブな口コミでも、内容に具体的に答える“まごころ型”返信があれば「訪問したい」(返信なしは31.7%)

出典:ONE COMPATH「LocalONE」口コミの返信に関する意識調査(2022/8・n=5,076)prtimes.jp

同じネガティブ口コミでも、返信で「訪問したい」が変わる

返信なし31.7%
まごころ型の返信あり59.3%
勘違い口コミ・返信なし6.0%
勘違い口コミ・まごころ型返信19.4%

出典:ONE COMPATH「LocalONE」口コミの返信に関する意識調査(2022/8・n=5,076)prtimes.jp

逆に、返信を怠るコストも数字に表れています。冒頭の調査では、購入・来店をためらった理由として「ネガティブな口コミに対して企業の返信がなかった」を挙げた人が13.5%。また同社の別調査(n=8,576)でも、ネガティブな口コミを見ても「返信の内容によっては来店する」人は65.4%に上ります(依頼設計の記事で紹介した数値ですが、読者側から見れば「返信=来店判断の材料」だという裏付けです)。無返信は「何もしていない」のではなく、「応えないお店」だと毎日発信しているのと同じなのです。

Google公式も、「返信」をすすめている。

この「返信」は、Google自身が推奨する運用でもあります。Googleビジネスプロフィールの公式ヘルプは、クチコミに返信することでユーザーの意見を尊重していることを示せると案内しています(2026-06-18閲覧)。さらにローカル検索のランキング改善のヒントでも、掲載順位を決める要素が「関連性・距離・知名度」だと説明したうえで、クチコミへの返信を改善アクションとして明記し、「好意的なクチコミや役に立つ返信はビジネスの注目度を高める」としています(2026-06-18閲覧)。つまり返信は、目の前のお客様への誠実さであると同時に、Googleマップで見つけてもらうためのMEOの一手でもあるのです。

「まごころ型」と「コピペ定型文」——効く返信、逆効果の返信。

ただし、「とにかく返信すればいい」わけではありません。同じ調査で、ポジティブな口コミへの返信を比べると、まごころ型の返信は「訪問したい」を37.2%(返信なし)から43.2%へ6ポイント押し上げた一方、一方的な主張だけの“無機質型”の返信は、返信なしより10ポイント以上も訪問意向を下げました。せっかく手を動かしても、コピペの定型文ではむしろマイナス。海外の調査(BrightLocal 2026・米国n=1,002・参考)でも、すべての口コミに返信するお店を「利用したい」人は80%に上る一方、定型文やテンプレの返信は消費者の50%を遠ざける、全く返信しないお店は42%が敬遠すると報告されています。

効く返信の型は、データが教えてくれています。①まず名乗って感謝(またはお詫び)を伝える、②口コミの内容に具体的に触れて答える(まごころ型の定義そのもの)、③指摘には言い訳せず、改善策や次回の楽しみ方を添える、④全員に同じ文面を送らない。実際、国内調査では「返信があると、丁寧な対応をしているお店だと感じる」人が58.1%、「返信は店頭での接客と同じ」と感じる人も23.2%います。返信は事務作業ではなく、画面越しの接客なのです。

宛名のないラブレターが届かないように、コピペの返信は心に届きません。一通ずつ、「その口コミ」に答える。それだけで返信は、次のお客様を連れてくる営業マンになります。

口コミを集める設計(依頼・QR・タイミング)と、悪い口コミに向き合う姿勢、そして今回の「返信の型」。この3点セットがそろって、口コミははじめて資産になります。今日届いた1件の口コミへの返信が、明日そのページを開く何百人への手紙になる——そう考えれば、5分の返信ほど費用対効果の高い販促はありません。

Sources / 出典

  1. LeveL.L「口コミが購買や集客に与える影響」に関する実態調査(2025/10〜11実施・2025/12公表・n=400・悪い口コミ時に返信対応をチェック67%〈必ず19.75%+時々47.25%〉/ためらった理由「返信がなかった」13.5%) — https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000001.000168868.html
  2. ONE COMPATH「LocalONE」口コミの返信に関する意識調査(2022/8・n=5,076・ネガ口コミ「訪問したい」返信なし31.7%→まごころ型59.3%/勘違い口コミ6.0%→19.4%/ポジ口コミ37.2%→43.2%・無機質型は10pt以上低下/返信があると丁寧なお店と感じる58.1%・接客と同じ23.2%) — https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000279.000018526.html
  3. ONE COMPATH「LocalONE」お店の情報収集や口コミに関する意識調査(2022/1実施・2022/3公表・n=8,576・口コミ確認時に「お店からの返信」を参考24.8%/返信の内容によっては来店65.4%) — https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000250.000018526.html
  4. Googleビジネスプロフィール ヘルプ「ユーザーからのクチコミを管理する(返信で意見の尊重を示す)」(公式・随時更新/2026-06-18閲覧) — https://support.google.com/business/answer/3474050?hl=ja
  5. Googleビジネスプロフィール ヘルプ「ローカル検索結果のランキングを改善する(関連性・距離・知名度/クチコミへの返信を推奨)」(公式・随時更新/2026-06-18閲覧) — https://support.google.com/business/answer/7091?hl=ja
  6. BrightLocal「Local Consumer Review Survey 2026」(海外・米国成人n=1,002・全口コミに返信する店を利用したい80%/無返信の店は敬遠42%/定型文返信は50%を遠ざける・参考/2026-06-18閲覧) — https://www.brightlocal.com/research/local-consumer-review-survey/

関連記事

あなたのお店の返信は、
「次のお客様」に届いていますか?

クチコミの件数・評価だけでなく、返信率・返信の質まで。いまの口コミ運用が「選ばれる」状態かどうか、無料で診断レポートにしてお届けします。

無料AI診断を申し込む