整骨院・接骨院・鍼灸院などの「施術所」は、いまどれくらいあるのか。厚生労働省の統計によると、柔道整復の施術所だけで全国50,924か所(令和6年末現在)。コンビニ56,132店(2026年5月)に迫る数です。それだけの数が並ぶなかで、お客様は地図と検索で行き先を選んでいます。店舗探しの手段はGoogleマップ・Google検索が同率60.2%で最多、Googleマップで見つけた店舗へ実際に訪問した人は64.5%。本記事では、施術の内容ではなく「数」と「探され方」に絞って、施術所がいま置かれている状況を公的統計と民間調査で整理します。
まず「数」の事実からです。厚生労働省の「令和6年衛生行政報告例(就業医療関係者)の概況」(隔年調査)によると、柔道整復の施術所——街でよく見かける整骨院・接骨院——は、令和6年末現在で全国50,924か所。10年前と比べて11.7%増えています。
この数がどれくらいの規模か。身近な比較対象がコンビニです。日本フランチャイズチェーン協会の統計では、コンビニの店舗数は56,132店(2026年5月・正会員7社・全店)。つまり、柔道整復の施術所だけで、コンビニに迫る5万か所超があるということです。
全国の数の比較:コンビニと柔道整復の施術所
出典:厚生労働省「令和6年衛生行政報告例(就業医療関係者)の概況」 mhlw.go.jp/日本フランチャイズチェーン協会「コンビニエンスストア統計調査月報(2026年5月度)」 jfa-fc.or.jp
コンビニ並みの密度ということは、多くの生活圏で「歩ける範囲に施術所が複数ある」のが当たり前になった、ということです。お客様の側から見れば「選べる」状態であり、施術所の側から見れば、開業しているだけでは埋もれてしまう状態です。ここで問われるのは施術の中身の宣伝合戦ではなく、「探しているお客様に、正確な情報が届いているか」です。
では、お客様はどうやってお店を探しているのか。SEO・MEO支援のニュートラルワークスが首都圏の20〜50代550人に行った調査(2025年5月)では、業種を問わず店舗全般を探すときに最もよく使う手段は「Googleマップ」と「Google検索」が同率60.2%で並んで1位、次いで「口コミサイト」が58.0%でした。施術所を探すときも、この「地図と検索」という入口を通るのが多数派だと考えられます。
60.2%
店舗を探すとき最もよく使う手段。「Googleマップ」「Google検索」が同率で1位(業種を問わず店舗全般・首都圏20〜50代)
出典:ニュートラルワークス「店舗探しの検索行動に関する調査」(2025/5・n=550)prtimes.jp
地図は「眺めて終わり」ではありません。同じ調査では、Googleマップで見つけた店舗へ実際に訪問した人が64.5%。地図上で見つかるかどうか、そこに載っている情報で行き先を決められるかどうかが、そのまま来店に直結しています。
「地図対策」といっても、対象は分散していません。口コミ・地図アプリの利用動向を調べたmovの調査(2022年・n=1,240)では、利用する地図アプリはGoogleマップが99.4%と、ほぼ独占状態でした。少し前の調査である点は割り引く必要がありますが、「地図の入口=Googleマップの情報整備」とほぼ同義であることを示すデータです。
施術所はコンビニに迫る数。お客様は地図と検索で探し、見つけた店に足を運ぶ。地図に正確な情報が載っていない施術所には、探しているお客様の目が届かない——機会のずれは、そこで静かに生まれる。
施術所の情報発信には、あはき法・柔道整復師法にもとづく広告の制限があり、書ける内容はもともと限られています。だからこそ、誰でも堂々と発信できる「正確な基本情報」——所在地・受付時間・料金・保有資格——の整備が、そのまま探しやすさの差になります。ここまでのデータを踏まえた優先順位を整理します。
要点はシンプルです。施術所はコンビニに迫る数まで増え、お客様は地図と検索で行き先を選んでいる。ならば最初にやるべきは、施術内容の宣伝ではなく、探しているお客様に正確な基本情報を届けること。数の時代の情報整備は、いま探してくれている人との機会のずれをなくすための、基本の手入れです。
あなたの施術所は、
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Googleマップと検索結果に、所在地・受付時間・料金・資格などの基本情報がいまどう表示されているか。コンビニに迫る数のなかで埋もれないための情報整備の優先順位を、無料で診断してレポートにしてお届けします。