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治療院 / 地図と検索

施術所は、コンビニに迫る数——
お客は地図と検索で選ぶ。

Nest Lab治療院 / 地図と検索2026.07.09出典4件

柔道整復の施術所は全国50,924か所でコンビニに迫る数

整骨院・接骨院・鍼灸院などの「施術所」は、いまどれくらいあるのか。厚生労働省の統計によると、柔道整復の施術所だけで全国50,924か所(令和6年末現在)。コンビニ56,132店(2026年5月)に迫る数です。それだけの数が並ぶなかで、お客様は地図と検索で行き先を選んでいます。店舗探しの手段はGoogleマップ・Google検索が同率60.2%で最多、Googleマップで見つけた店舗へ実際に訪問した人は64.5%。本記事では、施術の内容ではなく「数」と「探され方」に絞って、施術所がいま置かれている状況を公的統計と民間調査で整理します。

施術所は、コンビニに迫る数まで増えている。

まず「数」の事実からです。厚生労働省の「令和6年衛生行政報告例(就業医療関係者)の概況」(隔年調査)によると、柔道整復の施術所——街でよく見かける整骨院・接骨院——は、令和6年末現在で全国50,924か所。10年前と比べて11.7%増えています。

50,924か所

全国の柔道整復の施術所数(令和6年末現在)。10年前と比べて11.7%増

出典:厚生労働省「令和6年衛生行政報告例(就業医療関係者)の概況」(2025/7公表)mhlw.go.jp

この数がどれくらいの規模か。身近な比較対象がコンビニです。日本フランチャイズチェーン協会の統計では、コンビニの店舗数は56,132店(2026年5月・正会員7社・全店)。つまり、柔道整復の施術所だけで、コンビニに迫る5万か所超があるということです。

全国の数の比較:コンビニと柔道整復の施術所

コンビニ(2026年5月)56,132店
柔道整復の施術所(令和6年末)50,924か所

出典:厚生労働省「令和6年衛生行政報告例(就業医療関係者)の概況」 mhlw.go.jp/日本フランチャイズチェーン協会「コンビニエンスストア統計調査月報(2026年5月度)」 jfa-fc.or.jp

コンビニ並みの密度ということは、多くの生活圏で「歩ける範囲に施術所が複数ある」のが当たり前になった、ということです。お客様の側から見れば「選べる」状態であり、施術所の側から見れば、開業しているだけでは埋もれてしまう状態です。ここで問われるのは施術の中身の宣伝合戦ではなく、「探しているお客様に、正確な情報が届いているか」です。

お客は、地図と検索で行き先を選んでいる。

では、お客様はどうやってお店を探しているのか。SEO・MEO支援のニュートラルワークスが首都圏の20〜50代550人に行った調査(2025年5月)では、業種を問わず店舗全般を探すときに最もよく使う手段は「Googleマップ」と「Google検索」が同率60.2%で並んで1位、次いで「口コミサイト」が58.0%でした。施術所を探すときも、この「地図と検索」という入口を通るのが多数派だと考えられます。

60.2%

店舗を探すとき最もよく使う手段。「Googleマップ」「Google検索」が同率で1位(業種を問わず店舗全般・首都圏20〜50代)

出典:ニュートラルワークス「店舗探しの検索行動に関する調査」(2025/5・n=550)prtimes.jp

地図は「眺めて終わり」ではありません。同じ調査では、Googleマップで見つけた店舗へ実際に訪問した人が64.5%。地図上で見つかるかどうか、そこに載っている情報で行き先を決められるかどうかが、そのまま来店に直結しています。

64.5%

Googleマップで見つけた店舗へ「実際に訪問した」と答えた人の割合

出典:ニュートラルワークス「店舗探しの検索行動に関する調査」(2025/5・n=550)prtimes.jp

地図アプリは、事実上「Googleマップ一択」。

「地図対策」といっても、対象は分散していません。口コミ・地図アプリの利用動向を調べたmovの調査(2022年・n=1,240)では、利用する地図アプリはGoogleマップが99.4%と、ほぼ独占状態でした。少し前の調査である点は割り引く必要がありますが、「地図の入口=Googleマップの情報整備」とほぼ同義であることを示すデータです。

99.4%

利用する地図アプリは「Googleマップ」と回答した割合(2022年調査)

出典:mov「口コミサイト・地図アプリ利用動向意識調査」(2022年・n=1,240)prtimes.jp

施術所はコンビニに迫る数。お客様は地図と検索で探し、見つけた店に足を運ぶ。地図に正確な情報が載っていない施術所には、探しているお客様の目が届かない——機会のずれは、そこで静かに生まれる。

数で埋もれないために——「正確な基本情報」を地図と検索に載せる。

施術所の情報発信には、あはき法・柔道整復師法にもとづく広告の制限があり、書ける内容はもともと限られています。だからこそ、誰でも堂々と発信できる「正確な基本情報」——所在地・受付時間・料金・保有資格——の整備が、そのまま探しやすさの差になります。ここまでのデータを踏まえた優先順位を整理します。

  1. Googleビジネスプロフィールを正確に埋める。所在地・受付時間・定休日・電話・料金の案内・施術者の保有資格(国家資格の種別)を最新に保つ。地図と検索が同率60.2%で最多の入口である以上、ここが土台になる。
  2. 写真で「迷わず入れる」情報を届ける。外観・入口・受付・院内の写真は、初めての人が場所と雰囲気を確かめるための実用情報。訪問(64.5%)の前に見られる部分から整える。
  3. 公式サイトと地図の情報を一致させる。住所・受付時間・料金の表記がサイトと地図でズレていると、確認したお客様を迷わせる。変更時は両方を同時に更新する運用を決めておく。
  4. 口コミサイト・クチコミ欄にも目を配る。店舗探しの手段は口コミサイトも58.0%と地図・検索に並ぶ入口。投稿には誠実に対応し、事実と異なる情報があれば基本情報側で正確に示す。
  5. 「AIに聞く」探し方にも、同じ情報が効く。地図や公式サイトの構造化された正確な情報は、生成AIが店舗を案内するときの参照材料にもなる。特別な対策の前に、まず正確な情報を揃えることが共通の土台になる。

要点はシンプルです。施術所はコンビニに迫る数まで増え、お客様は地図と検索で行き先を選んでいる。ならば最初にやるべきは、施術内容の宣伝ではなく、探しているお客様に正確な基本情報を届けること。数の時代の情報整備は、いま探してくれている人との機会のずれをなくすための、基本の手入れです。

Sources / 出典

  1. 厚生労働省「令和6年衛生行政報告例(就業医療関係者)の概況」(2025/7/29公表・柔道整復の施術所50,924か所〔令和6年末現在・隔年調査・10年で11.7%増〕・表6・2026-07-09閲覧) — https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/eisei/24/dl/kekka3.pdf
  2. 日本フランチャイズチェーン協会「コンビニエンスストア統計調査月報(2026年5月度)」(正会員7社・全店ベース56,132店・2026-07-09閲覧) — https://www.jfa-fc.or.jp/folder/1/img/20260619140100.pdf
  3. ニュートラルワークス「店舗探しの検索行動に関する調査」(2025/5調査・首都圏20〜50代n=550・店舗探しで最もよく使う手段はGoogleマップ/Google検索が同率60.2%・口コミサイト58.0%・Googleマップで見つけた店舗へ実際に訪問64.5%・PR TIMES掲載・2026-07-09閲覧) — https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000166.000041566.html
  4. mov「口コミサイト・地図アプリ利用動向意識調査」(2022年調査・n=1,240・利用する地図アプリはGoogleマップ99.4%・PR TIMES掲載・2026-07-09閲覧) — https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000064.000024246.html

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